2015年4月1日水曜日

現場でのスマホ、タブレットの活用

internet.comの今年2月の調査では、スマホの保有率が約60%、タブレット
の保有率は20%ということで、スマホはもはや持っている人の方が多く、タ
ブレットに関しても決して珍しいものではないというの時代になっています。

そのような状況の中、スマホやタブレットを現場で活かす事のできるアプリや
WEBサービスが拡がってきています。その中の一部を今回は紹介させていた
だきたいと思います。


◯スマホ、タブレットの写真撮影機能を使い、報告書や日報も簡単に作成

スマホやタブレットの機能で、皆さんもよくお使いのものが、写真や動画の撮
影機能ではないでしょうか。その撮影機能を使うことで、簡単に日々の報告書
や日報が作成できるWEBサービスが幾つかリリースされています。

これらのサービスを使うことのメリットは時間の短縮です。これまではデジカ
メで撮影したデータを会社に持ち帰り、PCにデータを転送後、報告書や日報
を作成していたと思いますが、これらのサービスを使えば、スマホで現場を撮
影、すぐにWEBサービスを立ち上げそこから写真と報告内容を登録すれば自
動的に報告書が作成できるというもので、わざわざ帰社してから作業をすると
いう必要がなくなります。

その他にも、サービスによっては工程表を簡単に作成でき、スマホ・タブレッ
トから確認が出来る機能があるなど、様々な機能が付いています。

このようなサービスは、現場でできる事は現場で行うこと、毎日行う事はなる
べく簡単に行えるようにすること、という趣旨で開発されています。毎日1時
間でも作業時間を短縮出来れば、年間で言えば200時間以上の効果が出てき
ます。導入を検討してみる価値のあるものではないでしょうか。

Genbaeye(ゲンバアイ)
http://www.genbaeye.com/

目視録
https://mokusiroku.com/top.html


◯サーモグラフィカメラでお客様へのアピールを強化

熱を色に変えて表示できる機能を持ったカメラがサーモグラフィカメラです。
かなり以前から存在しているもので、皆さんもテレビ番組などでご覧になった
事をあるのではないでしょうか。

このサーモグラフィカメラの機能をiPhone5で使えるようにしたアプリが昨年
話題になり、工務店でも使用している会社がでてきています。

サーモグラフィカメラは、外気の温度と室内の温度の差や、壁や窓の性能を視
覚に訴えることができるので、断熱性能を伝える方法としては、お客様にもわ
かりやすくというのはメリットです。現場でお客様に確認して頂く、画像にし
て資料に貼り付けるなどの使いかたも考えられます。見える化に一役買うこの
アプリ、魅力的ではないでしょうか。

FLIR ONE(フリアーワン)
http://flir.com/flirone/
↑(英語サイトです)
※iPhone5にしか対応していなかったのですが、今年中にはiPhone6、アンドロ
イドのスマホ、またiPad、アンドロイドのタブレットにも対応した新バージョ
ンが日本でも発売される見込です。


◯スマホのアプリでデジカメを遠隔操作

デジカメのメーカー各社もアプリを使ったスマホとの連動は積極的に進めてい
ます。撮影した写真をすぐにSNSなどにアップロードできるような機能もあ
りますが、現場でのスマホを使ったデジカメ活用ということでは、シャッター
をスマホから押す機能がお勧めです。

例えばリフォームの現場では、長い棒の先にデジカメを付け、屋根の上を撮影
するといった活用が考えられます。この機能を使えば、屋根に登らなくてもお
客様に現在の状況を説明することが可能になります。同じように床下も場所に
よっては撮影できるかもしれません。各カメラメーカーが無料で出しているア
プリですので、お持ちのカメラが対応しているか確認してみてはいかがでしょ
うか。

Canon Wi-Fi
http://cweb.canon.jp/eos/lineup/6d/wifi/index.html
他のカメラメーカーからも同種の機能がリリースされています。


◯身近なスマホやタブレットで業務改善をすることが可能です

スマホやタブレットは電話というよりはPCに近いものです。PCに様々なソ
フトが存在するように、スマホやタブレットにも多くのアプリやWEBサービ
スが存在します。上記に紹介させていただいたもの以外にも現場で活用できる
アプリやWEBサービスは存在するはずですので、一度お調べになってはいか
がでしょうか。


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