2014年7月16日水曜日

ベネッセの個人情報漏えい

先日、教育関連企業の大手であるベネッセの顧客情報が漏えいしているとの
ニュースが報道されていました。

個人情報の数ということで言うと、日本で最大規模の情報を保有しているで
あろうベネッセからの漏えいということですので、驚かれた方も多いのでは
ないでしょうか。

幼稚園児の子供がいる私も驚きましたし、実際ベネッセには私達家族(妻と
私の子供)の個人情報が有るはずですので、その情報がどこか他のところに
行ってしまったということは、あまり気分の良いものではありませn。

今回の事件は、ベネッセと同じ教育産業に参入しているジャストシステムから
DMが届いたことが発端のようです。
有る方が、ベネッセに登録している個人情報には、住んでいるマンション名を
少し変えて登録していて、その少し変えてあるマンション名でジャストシステム
からDMが届いたので、おかしいと思ったということだそうです。

普通はこのような事はしませんから、ほとんどの方はジャストシステムはどこか
から名簿を買ってDMを送ってきたのだろうと思ったことでしょう。
事実ジャストシステムは、名簿業者からベネッセから情報漏えいした個人情報
とは知らずに名簿を購入したようです。

数千万人という、これだけ大規模な情報漏えいは日本初だと思いますが、なぜ
このような事態になったのでしょうか。

情報漏えいの原因として考えられるのは、データベースからそこに保存してある
データを悪意を持った者が抜き出す、という事が考えられます。
また、個人情報をパソコンやUSBメモリなどで持ち歩いていて紛失、または盗難
される、という事も考えられます。
また、パソコンに入れている場合などは、社内で盗難に合うという事も考えら
れます。

しかし今回のベネッセのような、大企業でITシステムやセキュリティ管理がき
ちんと機能している場合、単純に個人情報をUSBメモリなどに入れて持ち歩く
などと言うことはまずあり得ません。

多くの識者が指摘していたようですが、結局原因は、内部で働いていた人が
悪意を持って、持ちだしたということのようです。

今回の場合に限らず、社員、また関連会社社員などの教育やロイヤリティが
個人情報漏えいについて、とても大切であると思わされた事件でした。

明日は、システムでは防ぎきれない個人情報漏えいを、企業はどのように防いで
行けば良いのかについて、書いていきます。


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