2013年11月25日月曜日

WEBマーケティングコンサルティングあれこれ(33)  ~施工事例とお客様の声~

工務店・ビルダーのホームページに必ず存在すると言っても過言ではないコン
テンツが「施工事例」と「お客様の声」です。
この2つのコンテンツですが、似たような内容になっている会社を多く見ます。
どちらも竣工写真を掲載しており、お客様の声のページには少しだけお客様に
書いていただいたアンケートの抜粋が掲載されている、というものです。

ここで一度考えていただきたいのが、「施工事例」の内容と「お客様の声」の
内容の違いです。
何が違うのでしょうか?
「施工事例」はその家を建てた工務店の視点でのその家の魅力のアピールです。
一方「お客様の声」に必要なのは、お客様視点でのその家のアピールです。

「施工事例」に必要なのは、”私達工務店はこのような考えで、このような話
を施主様として、こんなにも工夫した結果、こんなにいい家が出来ました。”
という話です。
一方「お客様の声」に必要なのは、あくまでもお客様の思いや現在の満足度で
す。
”家を建てるに当たり、こんな思いを工務店に伝え、その思いが叶い、今はこ
んなに満足している。”という話です。

これは明らかに立ち位置が異なるということです。
「施工事例」は工務店側から、そして「お客様の声」はお客様側から、それぞ
れこんなにいい家が建ちました、という事を伝えなければならないのです。

そのためには、「お客様の声」にはお客様のご家族の顔が写った写真が欲しい
ですし、理想を言えば家具などが入った生活している姿が欲しいところです。
「施工事例」と同じ写真では、お客様が満足しているという姿を伝えるにはや
や弱いということです。
(勿論これは理想を言えば、です)

このように、「施工事例」と「お客様の声」とは、アピールするポイントが異
なります。
その点を意識し、「お客様の声」には、お客様にインタビューするなどで、お
客様が喜んで頂いている実感のこもった言葉を掲載してみてください。
必ずそのページを見たホームページの訪問者にも、お客様の喜んでいる姿が伝
わると思います。

また「施工事例」には、魅力的な写真を沢山掲載してください。
そして、その写真には必ず、どこが魅力的なのかを補足するテキストを加えて
ください。
それにより、写真の魅力がよりホームページを視る人に伝わります。

皆さんも「施工事例」と「お客様の声」のページを充実させて、ホームページ
を視る人に建てた家の魅力をこれまで以上に伝えてください。


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WindowsXPのサポート期限が迫っています

8月のこのこちらでお知らせしましたが、WindowsXPのサポート期限が迫ってい
ます。
具体的には2014年4月9日にサポートが終了します。
その後はセキュリティの更新プログラムが提供されなくなるため、PCの安全性
が保てなくなります。

現在WindowsのOSはXPより3代新しい8になっていますが、非常に安定性の高か
ったXPは中小企業を中心にまだまだ使われています。
このメールを見ているあなたの会社にももしかすると現役のXPが存在するかも
しれません。
是非一度ご確認ください。

もしXPのPCが存在した場合、対応方法はXPのPCをWindows7または8にアップデ
ートする方法と新たにWindows7または8のPCを購入する方法が有りますが、XP時
代のPCはかなり古く、通常のPCのライフサイクルでは購入時期を相当に過ぎて
います。
そのためできれば新たにPCを購入するほうが良いでしょう。
新しいPCは古いXP時代のPCよりモニタの表示領域が広く、使い勝手も良くなっ
ています。
これを機会にできれば買い替えた方が良いかと思います。

いずれにしろ、一度社内のPCの確認をし、XPのPCが存在するようであれば、至
急の対応をしてください。


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2013年11月5日火曜日

若い世代へのネット教育の重要性

昨今、飲食店やコンビニのバイトが食品が保管されている冷蔵庫に入るなどし
た写真を撮影し、それをSNSにアップすることで問題化し、世間を騒がす事件が
続発しています。

これはなぜなのでしょうか?
一般に公開されることが前提のSNSであるのに、そのような事をして、どうな
るのかがわかっていなかったのでしょうか?

これらの問題を起こしているのは一部の事件を除き、ほぼ10代から20代前半の
世代です。
そして、この世代の人達とそれ以前の人達とでは大きな世代による差があると
言われています。
では何が違うのでしょうか?

具体的に言いますと、この世代以前の人達はネットの利用をPCで始めており、
ずっとPCでのネット利用をメインにしてきた人達です。
そして若い世代の人達はと言いますと、ネット経験を携帯電話で始め、その後
も携帯電話をメインに経験を積み、現在はスマホを使いこなしている人達です。

それだけなら単なるデバイスの違いでしかないのですが、この世代の差により
ネットの使い方も異なるのではないかという考察が出てきています。

PCでネット経験を始めた人達は、当初SNSなどは有りませんでした。
調べ物をする検索から使い始め、その他にはメールがメインです。
しかし、若い世代の人達は、一時話題になった学校裏サイトなど、ネットコミ
ュニティからネットを使い始め、今はLineやTwitterなどのSNSに移ってきてい
ます。
この人達のネットの使い方は、インターネットという広い世界を想像するよう
な使い方ではなく、比較的小さな範囲でのコミュニケーションツールとしての
使い方がメインになっているようです。
この小さな範囲での使い方という事が問題を引き起こしている原因になってい
るのではないかと思われます。
いつもネットを通じてコミュニケーションを取っているのは、あくまでも”知
り合い”だけです。
冷蔵庫に入った写真もその”知り合い”に見せるだけが目的だったはずです。
それがいつの間にか大事件になっていた、という事なのだと思います。

しかし、使っているのはあくまでもインターネットです。
なぜ一般に広まるかもしれないと思えなかったのでしょうか?

落ち着いて考えれば事件を起こした人も危険性は認識していたのかもしれませ
ん。
しかし、常にどんな時でも、一般に広がるリスクを頭において置けるほどの理
解はしていなかったのだと思います。

このような若い世代が起こす可能性のある問題については解決策は、ネットを
どのように使っていくのか、何をするとどのようなリスクが有るのか、という
事を教育していくしか方法は有りません。
若い方だから理解していない、というわけでは決して有りませんが、ある年代
を境にして、ネットで経験している事が大きく異なるということは理解してお
く必要があるでしょう。
それを踏まえた上で教育をしていく事が大切だと思います。

皆さんの会社の若い世代の方が、今事件になっているようなふざけた事をする
とは思いませんが、基本的にこれまでの経験が異なりますので、、思いもよら
ない事態が今後も起こるかもしれませんので、ネットの使い方について教育
を行うことをぜひお考えください。

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