2013年10月30日水曜日

WEBマーケティングコンサルティングあれこれ(33)  ~施工事例の上手な見せ方~

皆さんのホームページで人気のコンテンツといえば、まず施工事例が挙げられ
るのではないでしょうか。
この施工事例を紹介するページですが、単に写真だけを掲載されてはいません
か?
お客様にとって、写真だけを掲載している施工事例は決して分かりやすいもの
ではありません。
それも家具の入っていない、竣工写真をただホームページに貼り付けているだ
けのホームページでは、家の魅力が十分に伝えられているとは決して言えませ
ん。

一般のお客様は、竣工写真を見ただけでは、その写真に写っている部屋のどこ
が魅力なのか良く理解出来ない上に、同じような竣工写真を何枚も見せられる
となると、飽きてしまいます。

ではどのような施工事例ページが良いのでしょうか?
最初に最も理想的な施工事例ページのお話をしましょう。
それは、家具やカーテン、照明などが設置されて人が住める状態になっている
部屋で、なおかつ写真にその家や部屋、設計、素材などの魅力がテキストで記
されているページです。
さらに言えば、その写真に人物が写っていれば(社員さんなどでも構いません
)本当に満点です。

そこまで出来ないとすると、実際にはどのような施工事例ページを作れば良い
のでしょうか。
まず必要なのは、写真にコメントやキャプションを付けることです。
その写真の部屋のこだわりポイントは何か、設計で工夫しているところはどこ
か、お客様からの要望はどのようなもので、それをどのように設計に活かした
のか、このような事を文字で表現してあげれば、施工事例を見た一般の方にも
その家や部屋の魅力を伝えることが出来ます。
一般の方は皆さんのようなプロでは有りません。
写真を見ただけでは、何が良いのかをなかなか理解できません。
それを前提に、わかりやすくしてあげることが大切です。

皆さんもホームページを一度見直し、人気ページである施工事例をもっと自社
の魅力をアピールするページにしてください。


住宅産業塾
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2013年10月17日木曜日

SNSなどでの情報公開範囲の設定にご注意を

独立行政法人情報処理推進機構というIT技術者の資格試験などを行っている団
体から、「 インターネットサービス利用時の情報公開範囲の設定に注意! 」
という呼びかけが行われました。
http://www.ipa.go.jp/security/txt/2013/10outline.html

この呼びかけは、Googleのサービスの一つであるGoogleグループでの設定ミス
により、このシステムの中でやりとりされていたメールがグループに参加され
ているメンバー全員に公開されていたという事件が複数起こっていることと、
SNSでの官公庁職員の震災被災地に対する心ない書き込みに、ネットの住民が反
感を持ち炎上に至ってしてしまったという事件を受けて行われました。

ではこのような現状において、私達は具体的には何に注意をすれば良いのでし
ょうか?

まず基本になるのはプライバシーの設定です。
Googleグループの場合、メールの公開範囲の初期設定が「全てのユーザー」に
なっています。
通常メールは1対1でのコミュニケーションツールという意識が強いのですが、
この設定では掲示板のように参加メンバーであれば誰でも見れるということに
なっています。
ですので、その設定を必要な範囲に届くように変更しなければなりませんでし
た。

ここでの問題は、プライバシー設定について管理者が注意を怠ったということ
が問題で、管理者のITリテラシーの問題と言えます。
FacebookにもFacebookグループという掲示板的なシステムが有りますが、この
システムにも、公開、非公開の設定が有ります。
社内での連絡に使いたい場合など、非公開にし、参加者のみが書き込み・閲覧
できるようにしておかなければ、大変なことになります。
きちんとITリテラシーを持った管理者を指定し、運用することが必要です。

次の炎上の問題はITリテラシーというよりも、SNSでどのような事を書き込む
とどのような反応が返ってくるのか、という事を想像する力が必要になります。

最近飲食店のアルバイト店員が、食品を保存する冷蔵庫に入り込むなど不適切
な行動をし、それをTwitterにアップし炎上、名前や住所までもがネット上に
さらされるという事件が問題になっていますが、これは、SNSでの個人的な書
き込みが個人的な交友の範囲外にいとも簡単に出て行ってしまうということに
気がついていない、ITリテラシーの低い人の陥る失敗の例です。
このような事件を起こしたある若者は、自分の名前がネットにさらされるとは
思わなかった、と発言しています。

さすがに皆さんが飲食店の冷蔵庫に入るとは思いませんが、例えばGPS機能付
きのカメラで友人宅を撮影し、それをFacebookにアップすることで友人宅の住
所が特定されるという可能性や、飲み屋で酔っ払っている友人の写真を撮影し、
その写真を友人のFacebookアカウントに”タグ付け”することで、その酔っぱ
らいがどの人であるか確定できるようにしているなど、ついうっかりの間違い
を犯す可能性はどの人にもあるのだと思います。

SNSは基本的には公開されているものですし、公開されることを望んで使って
いる人も多いはずです。
そのことを常に意識していれば、殆どの失敗は防ぐことが出来るはずです。
書き込む前、それをアップする前に、少しだけ考える余裕を持ちたいものです。

2013年10月8日火曜日

WEBマーケティングコンサルティングあれこれ(31)  ~アクセスログの読み方 コンテンツはしっかり読まれているでしょうか~

ホームページのアクセスログでは、ホームページ全体でどのくらいのアクセス
があり、またどのページに何人くらいのアクセスが有るのかがわかります。
しかし、各ページそれぞれに、それ相応のアクセスが有ったとしても、そのペ
ージを見た人が、そのページの内容を理解しているかどうかはわかりません。

しかし、GoogleAnalyticsというアクセス解析ツールでは、本来の意味での理
解されているかまではわかりませんが、理解していただいているかの”目安”
になる指標が有ります。
それは”平均ページ滞在時間”です。
その数値は、ページを見に来た人がどのくらいの時間そのページに留まってい
たのか、という事を表しています。

例えば、A4用紙で2枚程度のボリュームの文章が掲載されているページがある
として、そのページの”平均ページ滞在時間”が15秒であれば、殆どの人が内
容を理解する間も無く、他のページに移動しているという事がわかります。

このような場合、ページの内容が面白くないのか、リンクバナーから想定され
る内容とそのページの内容がマッチしていないのか、読みたい内容がページの
後半まで出てこないため面倒になって移動してしまったのか、など、いろいろ
と原因は想定されます。
もちろん原因はそれぞれのページで異なるはずですので、ページ毎に分析が必
要になります。

ホームページのアクセスログの分析ではアクセス数や訪問者が基本です。
しかしこれらの数値では、そのページに問題が有るのか無いのかという事はわ
かりません。
そのため、以前お伝えした”離脱率”や今回の”平均ページ滞在時間”という
ような数値があるのです。
これらの数値は、問題点のあるページを教えてくれる重要な数値です。
ぜひ積極的に活用してみてください。



SEO業者には要注意

ホームページを運営していく上で、SEOはとても大切です。
訪問者を増やすためには、必ず手がけないといけない分野です。
SEOについては、担当者の方が勉強しながら自社のホームページを改良していく
という方法も有りますが、それではなかなか成果が出にくいのが現実です。
そこでプロにお願いしようということになるのですが、数多く存在するSEO業者
の中で1社を選ぶには、どのようにすれば良いのでしょうか?

まず価格設定についてでふるいにかける事ができます。

SEO業者の料金表には、通常二通りの料金体系が存在します。
それは
①月額固定制
②成果報酬型
この2つです。

①の月額固定パターンは、順位を上げて欲しいキーワードによりコストは変わ
りますが、そのキーワードの順位が上がろうが上がるまいが、一定の金額を支
払うパターンです。

②の成果報酬型は、選定したキーワードの順位が、設定された順位に入った時
点から費用が発生するというものです。

②はSEO業者にとってリスクのあるものです。
順位を上げるためいろいろと施策をするものの、成果が出なければ費用は発生
しませんので、お金を貰えない期間がどの程度かはわかりませんが出来てしま
います。
もし、順位がずっと上がらなければずっとタダ働きということになります。

ということは、選んだキーワードでの検索結果の順位を上げる困難さや、順位
が上がるまでの期間などが想定できるということで、基本的なノウハウは確実
に持っていると言えます。

①の月額固定しか料金体系を持っていない会社は、怪しいと見ておいた方が良
いでしょう。

そしてもう一つの判断材料が、外部ホームページのクオリティです。

SEO施策は主に二通りの方法で行います。
一つはホームページ自体をSEOに対して強くすることです。
これは自社でも出来ますので、勉強してみてはいかがでしょうか。
そしてもう一つが、外部のホームページからのリンクです。(被リンクと言い
ます)
この被リンクは、基本的には多ければ多いほどホームページの価値が上がりま
す。
また、被リンクするホームページの質(内容や検索順位)が高ければ高いほど
リンク先のホームページのSEOに好影響を与えます。

この”多ければ多いほどホームページの価値が上がる”というところがミソで、
くだらないクズホームページを自動で大量に生成し、そこからリンクを張るよ
うな悪質な業者が存在します。
このような方法はグーグルがとても嫌う方法ですので、一時検索結果が上がっ
たとしても、すぐに下げられてしまいます。

SEO業者には、被リンクを張るホームページがどのようなホームページであるか
をきちんと確認しなければなりません。
営業を受けている時点では、これまでに作った外部ホームページを見せてもらう
などチェックをすることが必要です。
見せてもらえないようですと、危ない業者の可能性が高いということになりま
す。

SEOは、通常数ヶ月かけ順位を徐々に上げていく作業になります。
そのため、最低でも1年くらいはお付き合いをする業者になります。
誤った選択をし、成果はないしお金も取られるというような事態にならないよ
うお気をつけください。


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