2013年2月22日金曜日

WEBマーケティングコンサルティングあれこれ(18) ~ 問い合わせ・資料請求フォームを検証しましょう ~

皆さんがホームページを持っておられる理由の一つは、問い合わせ・資料請求
をお客様からいただくということだと思います。
では、お問い合わせ・資料請求をこれまでよりも多く頂くために、何かホーム
ページの改善をされていますでしょうか?
本日はお問い合わせ・資料請求をより多く得るための改善の中で、基本中の基
本である、お問い合わせ・資料請求フォームについて、考えてみたいと思いま
す。
皆さんは、自社以外のホームページで気軽に問い合わせとか資料請求をされま
すでしょうか?
恐らくあまりされないのではないですか?
そう、皆さん同様、お客様もそんなに気軽にはお問い合わせ・資料請求をして
くれるものでは有りません。
しかし、そんなハードルも越え、お問い合わせや資料請求ページにまで辿り着
いているお客様も月に何人もいるかと思います。
さてここで、本日のキーポイントです。
お問い合わせ、資料請求ページに辿り着いているお客様の中で、実際にお問い
合わせ、資料請求をしてくれている方は何%でしょうか?
もし100%ならあなたの会社のお問い合わせ・資料請求ページには何の問題も
有りません。
現在のままで結構です。
と言うより、改善することはないでしょう。
しかし実際は、辿り着いた方の半分程度しかお問い合わせ・資料請求をしてく
れていないのが現状ではないでしょうか。
この現実は何を語っているのでしょうか。
せっかくお問い合わせ、または資料請求をしようと思ったのに、お問い合わせ・
資料請求ページの作り方、見せ方が悪いために、お問い合わせ、資料請求をせ
ずに帰ってしまった、ということですね。
ではどのように改善すれば良いのでしょうか?
問い合わせ・資料請求ページの改善点は大きく2つのポイントにわかれます。
①入力フォームの改善
②それ以外の改善
です。
ではまず入力フォームの改善のお話から始めます。
ご自分でも経験が有ると思いますが、入力フォームは面倒です。
簡単に言うと、入力しなければならない項目が沢山あると、それだけで逃げ出
したくなります。
ということは簡単ですね。
入力項目を必要最低限まで減らしましよう。
よく有るのが、お客様はちょっとお問い合わせしたいだけなのに、沢山の
アンケートまで着いた入力フォームを用意しているという間違いです。
アンケートがしたいのか、問い合わせて欲しいのか、ここを曖昧にしないこと
です。
先ほどのよく有る間違いの場合、二兎を追っていることが問題です。
このように、必要な項目とは何かを考え最低限の項目に絞ることで、項目数を
減らすことが出来、その結果、お客様の入力への心理的ハードルを下げること
が出来るわけです。
一度本当に必要な(取得しなければならない)項目が何なのか再考されること
をお勧めすます。
ではもう一つの改善である、入力フォーム以外の改善ですが、これは何なので
しょうか?
これはお客様に安心してもらうための改善です。
具体的には、入力フォームに入力して貰う前に、お問い合わせや資料請求をし
てもらったら何日以内に返事をするとか、暗号化通信で安全に情報が届く仕組
みを取っているとか、こちらからは営業をしないとか、そういったお客様に少
しでも安心してもらうための情報を発信することです。
そもそもお客様はあなたの会社の何かに興味が有るので、問い合わせや資料請
求をしようとしています。
しかし、あなたの会社の事はよく知りません。
そのため少し不安です。
その不安を解消出来れば、気軽に問い合わせ・資料請求をしてくれるというこ
とです。
どうですか、問い合わせ・資料請求ページだけ取っても改善出来るポイントは
幾つもあるものです。
ぜひ一度見なおしてみてはいかがでしょうか。

2013年2月19日火曜日

お客様のデータ、有効活用されていますか?

工務店・ビルダーの皆様が管理されているデータには、営業系、工事系、設計
系など、様々なデータが有ります。
その中で、戦略的にまた積極的に活用していくべきデータの第一にはお客様と
いう軸での営業系データになるのではないでしょうか。
お客様のデータというと
① ホームページからの問い合わせ・資料請求で得られる名簿
② 見学会などイベントへ来場された方の名簿
③ 商談中のお客様の名簿
④ 契約されたお客様の名簿(間に設計契約などの名簿が入る場合も有りますね)
⑤ 工事中のお客様の名簿
⑥ 引渡し済のお客様の名簿
など、幾つかに別れます。
それを当然、一気通貫に管理されている会社も多いことでしょう。
そこまでは、これまでの行われてきたことです。
ただ、これから必要になるのは、その管理されたデータの”活用”です。
最近よく聞くようになった”ビッグデータ”という言葉は、まさにそのデータ
を活用していくという事に主眼を置いているものです。
スーパーのPOSデータを基に、幾つものパターンの”お得意様”を作り、その
属性にマッチした割引クーポンをレシートに印刷したり、amazonなどの大規模
ECサイトでお勧めを表示させているのも、この発想です。
では、工務店・ビルダーの皆様では、お客様の持つデータをどのように活用さ
れていますでしょうか?
例えば、
○○ ホームオーナー様へ”特別な”サービスを ○○
 ・お客様のお誕生日にはメッセージカードを送る(奥様にはお花も!)
 ・息子さん、娘さんの入学式や卒業式の時期にはお祝いを送る
 ・定期メンテンナスの時期の少し前に、不具合がないかアンケートを送る
これらの事を自動的に教えてくれるシステムが有れば便利ではないですか?
もしエクセルなどで管理されているのなら、マクロを組むことで実現します。
他にも色々と考えられると思いますが、これまで貯めていたデータを上手く活
用することで、顧客満足度向上に繋げることや、リフォーム受注に繋げること
などが考えられるのではないでしょうか。
データは企業の持つ重要な資産です。
一度その活用方法を考えられることをお勧めします。
また、データの活用方法についてのご質問・ご相談は住宅産業塾の松浦まで、
お問い合わせください。

2013年2月8日金曜日

WEBマーケティングコンサルティングあれこれ(17) ~ Facebook活用していますか? ~

ここ1年の間にWEB関係の話題として最も多く耳にしたのがFacebookではないで
しょうか。
皆さんももう取り組まれているかもしれません。
個人として取り組んでいるものの、それをどのようにビジネスに展開していけ
ば良いのかがよくわからない。
このような言葉も聞かれるようになりました。
ではこのFacebook、どのように活用していけば良いのでしょうか?
その前に、まず押さえておきたい事実が有ります。
Facebookのアカウント、則ちユーザー数ですが、現在1千万人を超えています。
しかし、そのうちの70%ほどが東京都に在住ということになっています。
東京、千葉、埼玉、神奈川で約80%ほどになりますので、その他の地域の方は
残りの200万人ということになります。
地方の方は、自分の周りにはまだFacebookを始めていない方の方が多いのだ、
ということを知っておくことはとても重要なことです。
そしてもう一つ押さえておきたいこととして、なぜFacebookを活用したほうが
良いのでしょうか?という初歩的な疑問です。
Facebookの魅力、最も大きな魅力は「いいね」ボタンです。
この「いいね」ボタンの意味を知れば、Facebookに取り組もうという気になり
ます。
Facebookは基本的に個人と個人が「友達」になることで、その「友達」の書き
込みを見ることが出来るようになるというサービスです。
私とあなたがFacebook上で「友達」関係にあれば、私の書き込みは基本的にあ
なた専用のページに掲載される、ということです。
ここからが重要なところですが、私の書き込みに対してあなたが「いいね」ボ
タンを押してくれれば、私とは関係のない、あなたの「友達」の専用ページに
私の書き込みが掲載されるのです。
※あるルールに則って掲載されますので、全て掲載されるわけでは有りません。
今は原理的な話をしていますので、ご了承下さい。
これにはどのような意味が有るのでしょうか?
ブログはそのブログを知っている人にしかブログの内容を伝えることが出来ま
せん。
それはわざわざブログを見に来てもらう必要があるからです。
と言うことは、ブログの場合、ブログを知ってもらうことに力を入れる必要が
有るということです。
しかしFacebookの場合、私とあなたが「友達」で、あなたが私の書き込みに対
して「いいね」ボタンを押してくれるという状況であれば、勝手にあなたの「
友達」に私の情報が伝わるのです。
そして、「友達」の「友達」は大抵は同じような年代であったり、同じような
地域に住んでいたりと、比較的属性の近い人達なものです。
あなたのお客様が「友達」なのであれば、その「友達」もお客様に”近い”感
性や収入、嗜好を持っている可能性が高いのです。
どうですか?魅力的に思えて来ましたか?
しかし、ここで最初の問題が出てきます。
そもそもFacebookをしている人が少ない場合はどうすれば良いのか?
伝わるもなにも、最初に「友達」となってくれるお客様がいないではないか、
と。
そこで怯まずに、まずはお客様にFacebookを使ってもらえるようにお誘いをし
ていきましょう。
そして、お客様にどのような情報が提供出来るのか、お話ししましょう。
イベント情報、建築中の家がどのように建っていくのかの経過がわかる情報、
社員のプライベートが垣間見れる情報・・。
いろいろな情報を掲載できるのではないでしょうか。
ブログを今まで書いてきた会社ならできる事です。
お客様がFacebookを始めれば、お客様は現実世界の友達もFacebookにお誘いに
なられます。
そのお客様の本当の友達に会社の情報を知っていただける可能性がある。
これがFacebookに会社で取り組む理由の大きな一つです。
是非チャレンジされてみてはいかがでしょうか?