2013年5月29日水曜日

個人情報の管理は会社にとっての重要課題です

Yahoo! Japanの会員IDを管理しているサーバに不正アクセスがあったとの報道
が有りました。
なんと最大で2200万個ものIDの情報が流出したかもしれないということでした。
さすが日本一のポータルサイト、規模が大きいですね。
そのニュースを聞き気になったのは、個人情報の管理について、です。
皆さんのホームページにも”プライバシーポリシー”または”個人情報保護方
針”など個人情報の取り扱いについて記載されているページが有るはずです。
しかし、個人情報についてどれだけ注意して取り扱っていますでしょうか?
通常では中小企業に向けてハッカーが不正アクセスしてくることは考えにくい
ですね。
ではパソコンに個人情報を入れていても安全では?
決してそのような事は有りません。
実はハッカーの不正アクセスによる情報漏えいは殆ど有りません。
情報漏えいの事例として多いのは
①会社外での紛失や盗難
②コンピュータウィルスの感染
です。
①の会社外での紛失や盗難ですが、これは例えばお客様の情報が記載されてい
るエクセルデータを印刷し、カバンに入れて持ち歩いていて、車上荒らしにあ
った。
または、UDBメモリにお客様の情報が入ったエクセルデータを保存していたが、
いつの間にか紛失してしまった。
などの状況です。
ハッカーには縁がないかもしれませんが、このような事例なら明日起こっても
仕方ないのではないでしょうか。
②の事例はもっと酷いものです。
どこかのサイトを見ていたり、スパムメールに付いていた添付ファイルを不用
意に解凍してしまったりするだけで、コンピュータウィルスに感染するのです
から。
しかしこちらは①と比較して対処は簡単です。
アンチウィルスソフトをきちんと更新し、コンピュータ内のスキャンを週に一
度程度していればまず大丈夫です。
①の場合の対処法ですが、例えば、個人情報は印刷して持ち歩かない、USBメ
モリなどのメディアやパソコンに個人情報を保存する場合はパスワードをかけ
る、などは必要でしょう。
個人情報漏えいや流出は場合によっては会社の存続に関わる問題になりかねま
せん。
個人情報の運用ルールをしっかり決め、対処していくことが肝心です。

0 件のコメント:

コメントを投稿