2013年5月30日木曜日

WEBマーケティングコンサルティングあれこれ(24)  ~ ブラウザは一つでなく複数で確認を ~

皆さんは自社のホームページをご覧になる際、ホームページを見るソフト”ブ
ラウザ”は何をお使いでしょうか?
多くの方はウィンドウズの標準ブラウザである、インターネット・エクスプロ
ーラー(Internet Explorer)の方も多いかもしれませんね。
他にはグーグルが出しているクロームやファイアフォックスをお使いの方もお
られるかもしれません。
マックユーザーならサファリかもしれませんね。
今回なぜそのような事をお聞きしたかと言いますと、これまでもあったことで
すが、最近になって幾つかの会社のホームページを拝見したところ、インター
ネット・エクスプローラーでは正常に表示されているのに、他のブラウザでは
きちんと表示できていないという事例がありました。
会社の方にお知らせしたところ、全く気がついていないという状況で、担当者の
方は慌ててホームページ制作会社に連絡するという事態になりました。
以前はインターネット・エクスプローラーが90%ほどのシェアを持っており、
他のブラウザでの表示はさして気にする必要もなかったのですが、現在のイン
ターネット・エクスプローラーのシェアは約50%でしかありません。
ということは、お客様もインターネット・エクスプローラー以外のブラウザで
ホームページを見ているという可能性が高いわけです。
もしインターネット・エクスプローラーではきちんと表示できていても、他の
ブラウザでの表示が崩れていたら・・。
約半数のお客様には崩れたホームページをご覧頂いていることになるかもしれ
ません。
もしこれまで一つのブラウザでしかチェックをして来なかったという方は、一
度他のブラウザで自社のホームページを確認することをお勧めします。

2013年5月29日水曜日

個人情報の管理は会社にとっての重要課題です

Yahoo! Japanの会員IDを管理しているサーバに不正アクセスがあったとの報道
が有りました。
なんと最大で2200万個ものIDの情報が流出したかもしれないということでした。
さすが日本一のポータルサイト、規模が大きいですね。
そのニュースを聞き気になったのは、個人情報の管理について、です。
皆さんのホームページにも”プライバシーポリシー”または”個人情報保護方
針”など個人情報の取り扱いについて記載されているページが有るはずです。
しかし、個人情報についてどれだけ注意して取り扱っていますでしょうか?
通常では中小企業に向けてハッカーが不正アクセスしてくることは考えにくい
ですね。
ではパソコンに個人情報を入れていても安全では?
決してそのような事は有りません。
実はハッカーの不正アクセスによる情報漏えいは殆ど有りません。
情報漏えいの事例として多いのは
①会社外での紛失や盗難
②コンピュータウィルスの感染
です。
①の会社外での紛失や盗難ですが、これは例えばお客様の情報が記載されてい
るエクセルデータを印刷し、カバンに入れて持ち歩いていて、車上荒らしにあ
った。
または、UDBメモリにお客様の情報が入ったエクセルデータを保存していたが、
いつの間にか紛失してしまった。
などの状況です。
ハッカーには縁がないかもしれませんが、このような事例なら明日起こっても
仕方ないのではないでしょうか。
②の事例はもっと酷いものです。
どこかのサイトを見ていたり、スパムメールに付いていた添付ファイルを不用
意に解凍してしまったりするだけで、コンピュータウィルスに感染するのです
から。
しかしこちらは①と比較して対処は簡単です。
アンチウィルスソフトをきちんと更新し、コンピュータ内のスキャンを週に一
度程度していればまず大丈夫です。
①の場合の対処法ですが、例えば、個人情報は印刷して持ち歩かない、USBメ
モリなどのメディアやパソコンに個人情報を保存する場合はパスワードをかけ
る、などは必要でしょう。
個人情報漏えいや流出は場合によっては会社の存続に関わる問題になりかねま
せん。
個人情報の運用ルールをしっかり決め、対処していくことが肝心です。

2013年5月24日金曜日

LINE、お使いになっていますか?

スマホをお使いの方ならご存知かと思いますが、昨年からLINEという無料通話
が出来、無料でメッセージのやり取りが出来るSNSが流行っています。
このLINE、アプリをインストールすると勝手にそのスマホのアドレス帳にアク
セスし、LINEのサーバに情報をアップロードしてしまい、そのことが問題にも
なっています。
しかし一方、アプリがインストールされたスマホのアドレス帳の情報を元にユ
ーザー同士をマッチングし紹介してくる機能が有り、この点が便利だとも言わ
れています。
このLINE、業務で使うとしたらどうでしょうか?
個人情報の流出ということにならないのか?という疑問も出てきています。
本当のところはどうなんでしょうか?
そこで個人情報保護法について改めて調べてみました。
個人情報保護法は組織に対しての法律です。
ですので、アプリをインストールした個人が、アドレス帳にある個人情報をそ
の個人情報の持ち主の許可無くLINEに提供したとしても、個人情報保護法の対
象外になるので問題は有りません。
では、企業がLINEを使うことを社員に推奨していて、顧客の情報をLINEに提供
しているとしたらどうでしょうか?
現在訴訟が行われたり、判決が出たりしている事実は無いようですので、白か
黒かはわかりません。
しかし、個人情報の取扱については、企業がガイドラインを決めなければなら
ないことですので、ここは慎重に対処した方が良いかもしれません。

2013年5月8日水曜日

WEBマーケティングコンサルティングあれこれ(23) ~ SEOの基本はコンテンツ ~

SEOという言葉で皆さんはどのようなイメージをお持ちになっておられますでし
ょうか?

”YahooやGoogleでの検索順位を上げる技術”

正解です。

SEOを専門とする会社などでは、既にあるホームページの内容を特に触らずに
検索順位を上げてくれるサービスなどを競っています。しかし、その検索順位
至上主義に陥ると大変な事が待っているかもしれません。

ホームページの運営で最も大切なこと、それは”がっかりさせないこと”です。

検索順位を上げるためには、基本的には、検索してもらうためのキーワードが
そのページに入っているはずです。キーワードがそのページに入っていること
をYahooやGoogleなどの検索エンジンは確認して検索順位を上げていくので、こ
れは間違い有りません。しかし、検索順位を上げることにだけ血眼になり、そ
のページの内容が見に来た人の期待よりレベルの低いものでしかないとしたら
どうなるでしょうか?その人は二度と今見たページを訪問することはないでし
ょう。そうなるとSEOにかけた手間も費用も無駄でしか有りませんし、多くの
人が見に来ることもあり得ますので、会社の評判を落とすことにもなりかねま
せん。

そうです。ものには順序があります。まずは検索エンジンから呼んできたいペ
ージのクオリティを上げることから始めなければなりません。SEOはその後です。

そしてそのページの内容が充実してくれば、ある程度検索順位は上がっていき
ます。その時点で、もっと上位を、ということであれば、初めてSEOの技術的
なことについて考えてみる、というのが本来の姿です。

巷には様々なマーケティング会社、WEB系会社があります。短期的な話をし、本
末転倒な提案をしてくることもあります。そのような会社に惑わされることなく、
基本を忘れずにホームページの運営に取り組んでください。