2012年12月7日金曜日

WEBマーケティングコンサルティングあれこれ(14) ~ スマホサイトはお持ちですか? ~

 今回のお話はスマートフォンです。
 皆さんの会社ではホームページはもちろんお持ちですね。
ではホームページに関連して、質問を幾つかさせてください。
1.スマートフォン用のホームページはお持ちですか?
2.スマートフォンで自社のホームページをご覧になったことが有りますか?
3.スマートフォンからの自社のホームページへのアクセスがどのくらいある
か御存知ですか?
さていかがでしょうか?
 まず質問1の「スマートフォン用のホームページはお持ちですか?」ですが、
スマートフォン用のホームページをお持ちの会社は殆ど無いのが今の現状だと
思います。
この話は何も住宅産業だけでは有りませんが、今年に入ってから大手がかなり
の勢いでスマートフォン用のホームページを作り始めていますが。
しかし中小企業の場合、まだまだ対応出来ていない企業が多いのが実情だと思
います。
 それから質問2の「スマートフォンで自社のホームページをご覧になったこ
とが有りますか?」です。
これはまだ見ていない社長様がおられましたら、是非一度見て下さい。
ご自分の会社のホームページをスマートフォンで見た時にどのように見えるの
か、見にくい、わかりにくい、などとお感じになられましたら、作る必要性が
有るということですね。
また、FLASHをトップページに使っている会社も多いですが、iPhoneでは見れま
せんので、これだけでも問題ですね。
 そして質問3の「スマートフォンからの自社のホームページへのアクセスが
どのくらいあるか御存知ですか?」ですが、この質問が最も重要です。
全体のアクセス数の内、スマートフォンからのアクセスがどの程度有るのかを
ご存知の方はおられますでしょうか。
もし把握していないのなら、是非把握してください。
これはGoogleAnalyticsという無料のアクセス解析ツールをホームページに組み
込むだけで簡単にわかります。
(わからない方は、住宅産業塾までお問合わせください)
 実はある会社のアクセス解析をしたところ、30%の方がスマートフォンでホ
ームページにアクセスしていました。
その会社はもちろんスマートフォン用のホームページは作られていませんでし
たので、社長様の指示ですぐに対応を始めることになりました。
皆さんのホームページももしかすると30%くらいの人がスマートフォンでア
クセスしてきているかもしれません。
実際どの程度の数字であるかは、アクセスログ解析をしていかないとわかりま
せんので、是非アクセスログ解析をしてください。
(これもわからない方は、住宅産業塾までお問い合せください)
 基本的にホームページの内容はスマートフォン向けと、PC向けとで分ける必
要は有りません。
しかしデザインについては、画面の大きさが全く異なりますので、画面構成が
同じであると、PCでは見やすくても、スマートフォンでは見にくい(単に小さ
過ぎてわかりにくい)ということになります。
このようにこれからはスマートフォン対応は必須になりますので、是非現状の
アクセス状況を把握した後、対応をいつ始めるかを検討してみて下さい。
※ あくまでもいつからスマートフォン対応を始めるか、ということで、対応
しないという選択肢は無いとお考え下さい!

2012年11月26日月曜日

WEBマーケティングコンサルティングあれこれ(13)

前回、SEOについて、自社でできる事の一つとして、ホームページの各ページに
ついているタイトルを内容に合ったものにしましょう、ということを書きまし
た。
今回も引き続き、自社で出来るSEOについて書いて行きたいと思います。
簡単な事ですので、ぜひ取り組んで下さい。
ホームページを構成しているプログラムはHTMLというのですが、ホームページ
の画面に見えている文字が全てそのプログラムに書かれているかというと、決
してそうでは有りません。
例えばですが、ひとつの大きな画像の中に沢山の文字が書かれている場合、HT
MLというプログラムは、”一枚の大きな画像が貼り付けてあります”というこ
としか記述していません。
この事で何をお伝えしたいかと言うと、グーグルなどの検索エンジンは、単に
”大きな画像が貼り付けられている”としか認識せず、その中に書かれている
様々な説明や紹介文などは全く理解していないということです。
例えば1か月後にイベントが有るとして、そのイベントの紹介ページを単にイ
ベントチラシの画像を貼り付けるだけでは、グーグルなどの検索にはかからな
いということです。
面倒かもしれませんが、きちんと◯月◯日 □□イベント開催(勿論その内容
も)とホームページのHTMLに記載してください。
1ヶ月も余裕があれば、「◯月◯日 □□イベント」で検索する人がいた場合に
はほぼ間違いなく検索結果として上位に表示されますので。
ホームページにはイベントだけではなく、一見文字が沢山書かれてあるように
見えても、実は大きな画像を貼り付けているというホームページは沢山有りま
す。
もし社内に分かる人がいたらその人に確認してもらって下さい。
いないようなら、私に連絡して貰えれば確認させてもらいます。
このようなこともSEOでは大切ですので、気をつけて取り組んでみて下さい。

住宅産業塾
住宅産業塾Facebookページ

ホームページ無料診断 始めました!

皆さんの会社のホームページの成果はいかがでしょうか?
とは言え、成果と言ってもいろいろと有りますね。
そこで、ここでは「問い合わせ・資料請求」の数という成果の話に絞って行き
たいと思います。
前回のメルマガでこんな簡単なチェックリストを提示させていただきました。
チェック1 コンテンツに施工事例は有りますか?
チェック2 自社商品の魅力を伝えるコンテンツが有りますか?
チェック3 自社の家づくりの考えかたを伝えるコンテンツが有りますか?
チェック4 コンテンツにお客様の声が有りますか?
チェック5 問い合わせ・資料請求のボタンやバナーはわかりやすい位置に設
      置されていますか?
チェック6 スタッフ紹介のコンテンツは有りますか?
これらのコンテンツが無いようなら、恐らく成果はお考えよりも少ないのでは
ないでしょうか。
では、それらが有るとしたら?
十分な成果があってもおかしくは有りません。
しかし実際には殆どの会社で希望するほどの成果を出せていないのが現実です。
ではなぜなのでしょうか?
コンテンツは揃っていても、その内容というか品質が低いからからも知れませ
ん。
その内容について、どのようなものであればお客様を満足させることが出来る
のか、それについては各チェック毎のコンテンツに合わせて今後説明させてい
ただくとして、本日は住宅産業塾の「ホームページ無料診断」を紹介させてい
ただきます。
この「ホームページ無料診断」ですが、皆様のホームページを私、松浦が見て
その見せていただいた状態を診断するというものです。
必要なコンテンツは揃っているか、またそのクオリティはどうか、改善する必
要のある点はどこで、どのように改善すれば良いのか、などについて、診断し
診断書を作らせて頂きます。
この診断書を参考に担当者の方が改善されれば、これまでよりは成果が出るこ
とは間違いなし、です。
でも一方、なかなかご自分たちでは改善できない企業も少なく有りません。
そのような場合は、是非お声がけください。
ホームページを運営していくための体制作り(ここが大切です!)からお話を
始め、スタッフの方がホームページについて理解を深めて行きながら改善が出
来るようにコンサルティングをさせていただきます。
この「ホームページ無料診断」については住宅産業塾ホームページのトップか
ら「ホームページ無料診断」のバナーが有りますので、詳しくはそちらからご
確認ください。

2012年11月8日木曜日

WEBマーケティングコンサルティングあれこれ(12)

今回は検索エンジンに評価されるホームページを作りましょう!
という内容のお話をしたいと思います。
SEOというと難しい技術が沢山詰まった専門業者だけが知っているモノという気
がしますが、ホームページをつくる際に少し気をつけることだけでも、効果が
ある技術も有ります。
今回は、素人でも手を付けられる簡単SEOについてご紹介します。
まずはタイトルです。
ホームページにはもちろんタイトルが付いていますね。
そして、各ページにもタイトルが付いているのは御存知ですか?
例えば「会社概要」とか「施工事例」のようなタイトルですね。
このタイトルをグーグルとかやふーなどの検索サイトはきちんとチェックして
います。
タイトルと実際のページの内容が合致しているのかをチェックしているのです。
「そんなの当たり前じゃない」と思ったあなた、本当にきちんとタイトルを付
けていますか?
例えば「会社概要ページ」には「company」などが適していますが、「c1」など
と付けているホームページもよく見うけられます。
これでは、検索サイトはどんなページなのかがわかりません。
検索サイトは検索する人がそのホームページを見て有益な情報を得られること
を望んでいます。
検索サイトを使った結果、有益な情報を提供できれば、次もその検索サイトを
使って貰える可能性が高まりますので、ホームページの内容を隅々までチェッ
クしています。
その中でもかなり重要と言われているのがタイトルです。
皆さんも今一度ホームページの各ページのタイトルを見直して、SEO効果を少し
でも高めてみてはいかがでしょうか。

2012年10月25日木曜日

すべては現場から ~ 現場技術力診断・コンサルティング ~

10月11日(木)~12日(金)の2日間、住宅産業塾・HORI建築様視察会が開催さ
れました。
11日の夜から開始のイレギュラーなスケジュールになったのですが、その夜に
”未来塾”というHORI建築様のパートナー会の会合を見せていただき、集まっ
ていた業者様方80人ほどと共に、私共住宅産業塾からの参加者もグループワ
ークなどさせていただきました。
その未来塾ではでHORI建築様のスタッフ、業者の方がご一緒に回られた現場パ
トロールの報告も有りました。
写真付きで改善が必要な箇所が指摘され、改善の手法も具体的にお話されてお
り、明日から改善できるようなっておりましたので、住宅産業塾から参加いた
だいた皆さんも、とても実践的で素晴らしい取り組みだと思われたのではない
でしょうか。
住宅産業塾に参加していただいている皆さんはお分かりだと思いますが、工務
店は現場が”命”です。
お客様も利益もすべて現場から発生すると言っても過言では有りません。
現場とそれを取り巻く業務環境の品質を高め、利益性を高め、CSを高めること
が出来れば、皆さんのビジネスは必ず発展する、住宅産業塾はそのように考え
ています。
そこで今回は住宅産業塾の”現場技術力診断・コンサルティング”のご紹介を
させていただきたいと思います。
”現場技術力診断・コンサルティング”では、工務店の現場(施工中及び完成
現場)を工事担当者、検査担当者と訪問し調査、また設計・積算・工務・検査
の方へのヒアリング、帳票やツールのチェック、お客様にお聞きしているCS関
連の調査結果とこれまでのクレーム内容などを確認・分析させていただきます。
後日報告を行わせていただきますが、その際には現在の問題点を指摘させてい
ただくとともに、その解決策を提案させていただきます。
”現場技術力診断・コンサルティング”を受けていただくことで、現在の現場
や状況がどのレベルにあるのか、また何を改善すべきなのか、改善するとどう
なるのかがわかります。
今の現場をより良くしていきたいと思われている方、また、現場を良くしてお
客様へのCSを上げたいとお考えの方、どのような現場が素晴らしい現場なのか
を社内で共有していく必要があるとお考えの方、是非”現場技術力診断・コン
サルティング”をご利用ください。

2012年10月17日水曜日

WEBマーケティングコンサルティングあれこれ (11)

前回はチラシとホームページの関係についてお話しました。
今回も引き続きチラシとホームページについてのお話ですが、今回のメインテ
ーマはチラシを見てホームページを訪問した人をどうやって見学会などの現実
の世界に連れて行くか、というお話です。
皆さんはチラシを作る際に、会社のホームページのURL(http://www.で始まる
自社のホームページのアドレスですね)を記載されているかと思います。
これは意識しているかどうかは別にして、お客様には「続きはWEBで」という
メッセージを送っているのと同じです。
ここ4~5年でCMの世界では一般的になった「続きはWEBで」というやつです
ね。
「そんなの意識してないよ」とか、「URLって電話番号や所在地書くのと同じ
でしょ」とか言ってはいけません。
実は電話番号を書くことにしても、お客様は、「チラシ見てわからないことが
あれば電話で問い合わせてもいいんでしょ」というメッセージだと受け取って
います。
当然URLも「そこにURLが書かれてあるんだから詳しい情報が掲載されているん
でしょ」というメッセージだと受け取っています。
ですので、私はその潜在意識をもっと積極的に活かせは良いのではないかと思
います。
例えば単純にURLを記載するだけではなく、「詳しくはホームページをご覧く
ださい」と記載し、詳しい情報がホームページに有ることを伝える。
この方法ですと、チラシならそのサイズでしか情報を出せませんが、WEBを活
用することで、より多くの情報をお客様に伝えることが出来るようになるとい
うことです。
ホームページに誘導するにしても、単に「詳しくは・・」だけでは弱いかもし
れません。
では、どうやって誘導すればよいでしょう。
予算に余裕があれば、「WEB予約のご利用で◯◯プレゼント」。
セミナー、イベントの詳細が決まっていれば、「講師のプロフィールはこちら
でチェック」などと具体的に誘導。
わかりやすく、直感的な表現で、URLをPCに打ち込んで貰えるようにしましょう。
また、最近都市生活者と若年層にはスマホでの閲覧が増えています。
”チラシをソファーで見ながらスマホでチェック”というライフスタイルが既
に始まっていますので、ホームページのスマホ対応も考えたいところです。
しかしそこここからはちょっと大変です。
チラシからホームページに誘導するのですから、そこにはチラシ以上の何か詳
しい情報が掲載されていなければいけません。
例えば、前回のイベントの模様を写真で紹介しているとか、セミナーなら講師
の詳しいプロフィールが掲載されているとか、チラシには入りきらなかった詳
しい情報が掲載されていることが大切です。
もっとWEBを積極活用したいのなら、先程も書きましたが、ホームページにイ
ベント申込フォームを作って、「ホームページからイベント申込みをしてくれ
たら◯◯プレゼント」などということも有り得ると思います。
住宅ビジネスに関しては、一度ホームページを見て全てを決める人は少ないで
しょうから、継続してホームページを見ていただくためにも、ホームページを
チラシなど会社を知っていただく初期段階で使って何いただくことにはメリッ
トが有ります。
これからはチラシからホームページへの誘導についても是非お考えになられた
らいかがでしょうか。

2012年10月4日木曜日

職長・安全衛生責任者の資格を取りませんか

皆さんも現場を管理するにあたり、安全が第一であることはよくお分かりかと
思います。
皆さんとご一緒に働かれている職人さんたちもそのことは良く理解しているの
ではないでしょうか。
しかし安全は、「安全第一」というお題目だけで常時実現するかというと、決
してそうでは有りません。
現場を安全に管理するスキル、安全を保持するための方法、安全を徹底するた
め働いている人たちに行う教育、これらのこと全てが必要になります。
そしてここで一つ質問です。
皆さんは現場の安全を実現するために必要なことを本当に理解していますか?
ここで、先日「職長・安全衛生責任者教育」を受けられた方にお聞きしたコメ
ントをご紹介します。
「わかっていたつもりだが、なあなあで今日まで仕事をしてきました。これか
らは教えてもらったことを大事にし安全に対して注意を払って行きたいと思い
ます。」
「今までと違って、安全に対して再認識することが出来ました。」
「これまでは注意が足らなかったと反省しています。今日教えて頂いたことを
基にし、これからもっと高めて行きたいと思います。」
これらのコメントを頂いた方は、ベテランの大工さんや職人さんです。
長く現場でのお仕事をされていますので、勿論安全が第一であることは理解さ
れていますし、また、自分なりには配慮されて仕事をされていました。
しかし、安全についての理解はまだ足りていなかった、勉強不足であったと皆
さんが感じていただいています。
わかっているようで本当にはわかっていない「安全」について。
これを機会に現場に関わる方皆さんで「職長・安全衛生責任者教育」を受けて
見られてはいかがでしょうか。
「職長・安全衛生責任者教育」を受けていただくと以下の内容が理解できます。
・作業員に対する指導及び教育の方法
・危険性または有害性等調査と提言措置
・職長・安全衛生責任者が行う安全施工サイクル
・異常時、災害発生時における措置
・その他
また、受講終了後には「職長・安全衛生責任者」の資格証が付与されます。
講義は住宅産業塾技術コンサルタントの岡本先生が貴社に伺い行います。
講師の岡本先生の紹介ビデオはこちらから

http://youtu.be/5nRCFGYlGfk
現場は安全が第一。
是非「職長・安全衛生責任者教育」を受けてみてはいかがでしょうか。

WEBマーケティングコンサルティングあれこれ (10)

今回は、チラシや雑誌媒体とホームページの関係についてのお話です。
皆さんが何らかの情報を得る場合、一番最初に情報に接する媒体とは何でしょ
うか?
ホームページですか?
確かにヤフーなどのポータルサイトを見ていて、そこに掲載されている広告か
ら興味を持ってその後調べる、などの行動は有るかもしれませんね。
しかし、ネットを使って検索したりする場合は、他のメディアで少し情報を得
て、その後ホームページで調べる、ということにはなっていませんか?
そうだとすると、やはりチラシや雑誌媒体はまだまだ重要ということにはなら
ないでしょうか。
何となく家を建てたいなと思っている人(何となくというレベルが重要です)、
企業名は明確に意識されていない人、まだどんな家を建てたいかがぼんやりし
ている人。
家を建てたいと思い始めたばかりの人に、ホームページだけで自分の会社のこ
とを知ってもらうのは、大手のブランド力のある会社以外は困難です。
そんな人が相手の場合は、ファーストコンタクトの媒体としてのチラシや雑誌
媒体は効果的なはずです。
では「チラシが最近効果ないんだよな」と思われている方、それも正解です。
そもそも折込チラシは新聞の購読者が減っている、特に30代以下の購読者が減
っている現在、ターゲットに届きにくいですから、当然効果は落ちています。
ただ、まだまだ新聞を購読している方もおられますので、チラシを止めてしま
うのも問題ですね。
そこで、これからのチラシや雑誌媒体の役割を考えますと、チラシを見て見学
会などに直接呼び込むということも大きな役割もあるのですが、チラシからホ
ームページへ一旦誘導し、そこからイベントへの誘導ということも”あり”だ
と思います。
こういった発想でチラシに取り組んで、まずはチラシの発行日もアクセスログ
をチェックしてみてください。
通常の週末よりチラシを発行した週の少しは増えているかもしれません。
もし増えていないとすると、直接イベントに呼び込める効果のあるチラシか、
全く効果のないチラシのどちらかということになります。
では次回はチラシからホームページに誘導されたお客様をどのように見学会な
どのイベントに足を運ばせるかについて、です。

2012年9月24日月曜日

ベンチマーキング実践事例研究会 開催いたしました

9月21日(金)、住宅産業塾では「ベンチマーキング実践事例研究会」を開催
致しました。
今回のベンチマーキング実践事例研究会のテーマは「事業戦略」。
長井塾長の基調講演の後、奈良大阪の株式会社イムラ様、京都府福知山の株式
会社HORI建築様、新潟の株式会社ナレッジライフ様にそれぞれの業戦略につい
てお話いただきました。
そして最後には、長井塾長と3社の社長様にパネルディスカッション形式でお話
していただき、参加していただいた皆さんからの質問にも受けていただき、
会も盛況のうち、終了となりました。
当日の様子を感じていただきたいと思いますので、参加いただいた皆さんの
お声を少し紹介させていただきます。
「各社の対応が個性的で、その実践、実行力に素晴らしい意志力を感じられま
した。」
「決意し実行しやり遂げることが成功の要因。」
「勇気が出ました。また具体的な方策が考えられました。」
「実際に取り入れていく内容、方法論がとても参考になりました。」

今回のテーマである事業戦略は、企業活動の根幹を成すものです。
皆さんの企業でも必ずお持ちになっているものと思います。
しかし住宅産業では消費税増税を目前にして、これまで以上に厳しい時代が必
ずやってきます。
その厳しい時代に勝ち残るため、またより成長していくためには、これまでの
事業戦略を見直し、再構築する「新・事業戦略」の立案・実行が必須になるの
です。
今回お話いただいた3社は皆「新・事業戦略」を実行に移し、これからの時代に
勝ち残れる体制を作り上げつつあります。
その3社のお話をお聴きいただくことで、自社の事業戦略を見つめ直す機会に
なれば、参加いただいた価値があったのではないでしょうか。

それではここでお話いただいた皆さんのご紹介を簡単にさせていただきます。。
・株式会社イムラ様
 銘木吉野杉を使った家づくりをされている奈良・大阪を拠点とする企業です。
 イムラ様では「新・事業戦略」を作っていく上で、「銘木吉野杉の家」、「
 本物の木の家」であることを前面に押し出しアピールすると共に、お客様に
 安心して契約していただくために「安心・納得制度」というシステムを作り
 上げました。
 この「安心・納得制度」を作り上げるため、人と組織と仕組みを一新し、そ
 の結果、坪単価のアップ、契約率のアップと「新・事業戦略」の効果が現在
 現れてきています。
・株式会社HORI建築様
 「福知山で一番評判の良い工務店」になることを目標に、日夜努力をされて
 いる企業です。
 そのため地域貢献にもとても積極的で、JR福知山駅前でHORI建築様とその業
 者会の皆様によって子供達に職人の仕事を体験してもらう「ちびっ子棟梁」
 などを行なっています。
 また家づくりに関しては徹底した現場管理を行い、その厳しい基準は「HORI
 建築スタンダード」として、ホームページにも紹介されています。
 このようにホームページにも厳しい現場基準を掲載することにより、地域で
 の信頼を勝ち得ており、「福知山で一番評判の良い工務店」への道のりを進
 んでいらっしゃいます。
・株式会社ナレッジライフ様
 新潟という夏暑く冬は雪深い地域にマッチした工法、住人が健康に暮らせる
 素材、洗練されたデザインで順調に成長してきたナレッジライフ様ですが、
 近年同一地域の工務店のレベルも向上しており、差別化が難しくなってきて
 いました。
 また、市場規模が決して大きくない地域でもあり、これまでのワンブランド
 でのビジネスモデルでは成長の余地もあまり残されていないという現実も有
 りました。
 そのためナレッジライフ様では、これまでのワンブランドから多ブランド戦
 略に大きく舵を切ります。
 そのことにより、これまでナレッジライフ様には来場してもらえなかったユ
 ーザー層を取り込むことが可能となり、積極的にビジネス展開をすることが
 可能となります。

今回お話いただいた3社はそれぞれの事業戦略をお持ちになっておられます。
そして、実行されています。
それぞれの地域にはそれぞれの環境が有り、それは常に変化しています。
また、でそれぞれの社長様にはそれぞれの理念や理想も有ります。
それらを取り込んだ「新・事業戦略」を創りあげなければ、これからの厳しい
時代を勝ち抜いていく事は困難です。
そして、その「新・事業戦略」は作るだけではなく、実行してこそ価値が有り
ます。
是非参考にしていただきたいと思います。

なお、当日の長井塾長の講演のダイジェストは近日中に住宅産業塾のホームペ
ージにアップ致します。
次回メルマガではご案内できると思いますので、ぜひそちらもご覧いただけま
すようお願いいたします。

WEBマーケティングコンサルティングあれこれ (9)

今回も前回に続いて自社で出来るSEOについてお話します。
少し復習をしましょう。
Q:そもそもSEOとはどんなものでしょうか?
A:ヤフーやグーグルなどの検索エンジンで検索された時に、検索結果として
 上位に表示させる技術です。
Q:では自社で出来るSEO対策にはどのようなものが有るのでしょうか?
A:ひとつは自社のホームページに多くのリンクをもらうことです。
 これは前回に書いたものですが、自社のホームページ以外にブログを作るな
 どして、そこからリンクをもらうことで評価を上げることができます。
 また、自社のホームページ以外に例えばリフォーム専用のホームページを作
 ってお互いにリンクを貼りあうなども長期的には有効です。
さて今回は、前回紹介しきれなかったもう一つの方法についてお話したいと思
います。
前回の話はホームページを外部からの影響でSEOの効果を上げる手法でしたが、
今回はそのホームページに工夫をし、効果を上げていく手法です。
まず最初に最も基本的なことですが、検索してもらいたいキーワードを、ホー
ムページ内の文章に入れていくというものです。
グーグルやヤフーはホームページに書かれている全ての文章をチェックしてい
ます。
ですので、検索してもらいたいキーワードがそのホームページに書かれていな
ければ、キーワードとそのページはマッチしていないと判断し、検索結果とし
て表示させません。
例えば”注文住宅 松本”というキーワードで検索してもらいたいとしても、
松本というキーワードと注文住宅というキーワードがページ内になければ、検
索結果として表示されることは無いわけです。
まず、この点に注意してください。
お客様はいろんなキーワードで検索してくるはずですが、その全てに対応する
ことは困難かもしれません。
その場合は重要なキーワードを選択して文章内に入れ込むようにしたほうが効
果的です。
ホームページには沢山のページがあるかと思います。
このような方法で検索キーワードに沿ったページ作りが出来れば、ホームペー
ジ内にある様々なページを異なるキーワードで検索されるようにする、という
方法も可能になります。
こちらは少し難しい技術もありますので、詳しくお知りになりたい方は
hbsg@jyutakujuku.co.jp
住宅産業塾 松浦までお問い合わせください。

2012年9月9日日曜日

WEBマーケティングコンサルティングあれこれ(8)

前回はSEOの基本の「キ」である、自分のホームページがどのようなキーワー
ドで”検索されているのか”、また、どのようなキーワードで”検索されたい
のか”、について調べて、また検討して行きましょうということを書きました。
そこで今回はその検索されている、検索されたいキーワードをお客様がヤフー
やグーグルに入力された時にどうやって上位に(出来れば10位以内がいいです
ね)検索結果として表示されるようにするのかを考えていきたいと思います。
グーグルやヤフーはどのように沢山あるホームページの中から検索結果として
上位に表示するホームページを決めているのでしょうか?
グーグルもヤフーも明確に、上位表示に関するルールについてマニュアル的な
もので説明をしているわけではないのですが、SEO業者の様々なテストにより、
かなり詳細なルールがわかっています。
そのルールについては最も大きな考え方は1つです。
そのルールとは、「検索する人にとって有益な情報のあるホームページを上位
から表示する」というものです。
では検索する人にとって有益な情報のあるホームページとはどのようなもので
しょうか?
そのことに関しては2つの切り口で考えられています。
1.そのホームページが多くのリンクをもらっていること。またそのリンクを
  与えているホームページが検索エンジンから高評価であればあるほど、リ
  ンクをもらっているホームページの評価も高くする。(検索結果を上位に表
  示する。)
2.そのホームページの情報が検索される人にとって十分な情報が有り、また、
  その内容がそのホームページまたは各ページのタイトルや概要とマッチし 
  ていると検索エンジンは高く評価する。(検索結果を上位に表示する。)
今回はまずは1.についてお話します。
私はWEBのコンサルティングをさせてもらう際に、ブログなどを例えばアメブ
ロなどに作って、そこからリンクを自社のホームページに貼り付けましょう、
という話しをします。
ブログに関しはもホームページの中に作るか、アメブロなどの外部に作るかで
意見がわかれるのですが、私は外部に作りましょうと言っています。
その理由は2つです。
①ホームページの中に作ると、ホームページをリニューアルする際にシステム
 が完全に変わってしまうと、ブログが継続できない場合が有り、最悪の場合、
 これまで書いたブログを捨てないと行けない場合がある
②外部にブログを作ると外部サイトということになり、そのブログを人気ペー
 ジにすることが出来れば、そのブログからホームページへのリンクが検索エ
 ンジンから高評価され、ホームページ自体の評価を高くすることができる
どうです?、②の説明で1.の内容がわかりませんか?
人気のホームページから自社のホームページにリンクを貼ってもらうことは、
人気のホームページ(=重要なホームページ)からリンクを貼ってもらうえる
のだから、そのホームページはホームページを見る人にとって重要なのだろう、
こういうふうに検索エンジンは考えるわけです。
そうなれば、検索エンジンは他のホームページよりこのホームページが検索す
る人にとって重要なのだろうと考え、検索結果として上位に表示させるわけで
す。
この点については自社だけでできることとしては、
①自社でブログを幾つか作り、人気ブログになるよう運営する。
②自社のホームページ以外にリフォームのホームページ、土地活用のホームペ
 ージなど幾つかのホームページを作りお互いにリンクを貼っていく。
などが考えられます。
このような方法はすぐに好成績を収めるわけではありませんが、長期的に見て
重要な施策になりますので、一度検討をされてはいかがでしょうか?
次回はホームページ内部で出来るSEO対策、最初に書きました2.についてで
す。
WEBマーケティングコンサルティングについては住宅産業塾のページでご確認
ください。

2012年8月22日水曜日

WEBマーケティングコンサルティングあれこれ (7)

皆さんはSEOってプロじゃないと出来ないと思っていないですか?
確かにプロでないと出来ないこともあるのですが、自社でできる事もかなり有
ります。
本日は自社で出来るSEOの基本的なところをお話したいと思います。
そもそもSEOっていう言葉をご存知でしょうか?
SEOとは「検索エンジン最適化」(Search Engine Optimization)ということ
です。
GoogleやYahooで検索された時に上位に表示されるようにするための技術とい
うことになります。
では、具体的に何をするのでしょうか?
ということの前に、あなたのホームページをお客様が見つける時、どんな検索
キーワードで
検索されているか、ということを考えたことは有りますか?
例えば福岡市の工務店なら、「福岡 工務店」などでしょうか。
他にも「注文住宅 福岡」などということも有るかもしれません。
GoogleやYahooで検索された時に上位で表示されるようにする、と言っても、
そもそもどんな
キーワードで検索されているかの想定が無ければ、何をどうする、というとこ
ろまで行きませんね。
まずはここを押さえましょう。
ではどうやってキーワードを知れば良いのでしょうか。
方法としては、アクセスログの分析が有ります。
アクセスログ解析ソフトのGoogleAnalyticsというフリーソフトをホームペー
ジに組み込むと(このところの詳しいことは別途お問い合わせください)、自
社のホームページがどのようなキーワードで検索されているかがわかります。
まずはこのキーワードを把握することから始めてください。
アクセスログ解析ソフトでキーワードを把握したら、その後はそのソフトで表
示されていない
けれど、重要な検索キーワードを”考える”ということが必要になってきます。
ここからは自分達で考えるということになりますので、色々なキーワードで実
際に検索してみてください。
また、検索するのはあくまでも一般の方です。
プロではなく、一般の方がどのようなキーワードで検索するのかということを
基準に考えて行く必要がありますね。
今回はまずSEOの基本の「キ」であるキーワードについてのお話でした。
次回は、そのキーワードで検索されるために、自社で対応できる事についてお
話します。

2012年8月3日金曜日

WEBマーケティングコンサルティングあれこれ (6) ~ 資料請求で送る資料、本気で考えていますか? ~

皆さんはホームページから資料請求が届いた際に、どんな資料を送っています
か?
そして、その内容のボリュームについては考えたことが有りますか?
さて、ホームページで資料請求をする方はどんな事を考えて資料請求ボタンを
押すのでしょうか?
もっとそのホームページの企業について詳しく知りたい、その企業の家につい
てもっと知りたい、この思いですよね。
では、送る資料はもっと詳しいモノになっていますか?
どこの業界でもよくある話ですが、そもそもホームページを作るのにあたって
既存の紙媒体(パンフレット、リーフレットなど)をそのままホームページで
見ることができるように加工して掲載するという方法があります。
どうしても時間がない場合、とにかくホームページを立ちあげなければならな
い場合、そんな場合にはこの方法はとても有効です。
しかし、この方法はあまりお勧めいたしません。
この方法だと、ホームページを見て資料請求をしても手元に届く資料はホーム
ページと同じ内容・・。
がっかりしませんか?
お客様は決してがっかりさせてはいけません。
では限り有るコンテンツをどのように利用し、ホームページと資料とのバラン
スを取っていけば良いのでしょう?
そこは次回にお話したいと思います。

WEBマーケティングコンサルティングあれこれ (5) ~ どのページが人気があるのか御存知ですか ~

今回は工務店の場合、どんなページに人気があるのかについての話です。
皆さんはアクセスログの解析をしていますか?
住宅産業塾で以前アンケートを取らせて頂いた際にわかったのは、アクセスロ
グ解析をしている会社は67%でした。
その67%の方はわかっているかと思いますが、工務店のホームページでは、施
工事例やお客様の声が人気です。
では、その人気というのは何を意味しているのでしょうか?
その答えは、単純にページビュー数が多い、訪問者が多い、この2点です。
では、その意味は?
おそらくは、ホームページを訪問して、まずは施工事例やお客様の声ページで、
建物の外観や内観を見て、自分の好みに合うかどうかの判断をしているのでは
ないでしょうか?
そして、そこに気に入った外観の家が掲載されていなければ、他のホームペー
ジに移動してしまう・・。その可能性もあると思います。
施工事例は、その会社の作品集です。
ですので、単に竣工が最近だからということで、今ひとつの物件を掲載したり、
また家自体は良くても写真の撮り方がまずと、これも訪問者を満足させらるこ
とができません。
シビアに考え、写真も良く、設計も良く、外観の雰囲気も良い、そして、自社
の個性にマッチしている事例を掲載することが必要です。
皆さん、まずは家の写真から見直してみませんか。

2012年7月31日火曜日

WEBマーケティングコンサルティングあれこれ(4)

今回はホームページでの『適切なタイミングと適切な情報量での更新』につい
てです。
まずは適切なタイミングですが、これはわかりやすいですよね。
折込チラシを出すのであれば、それが折り込まれる日には必ず掲載されていな
ければなりません。
雑誌に会社の情報が出る場合でも同じです。
この線は絶対に守らなければなりません。
また、タイミングとして可能な限り早くしていかければならないこともありま
す。
イベントの結果を報告する内容であったり、そもそもイベントの告知であった
り、スピード感が必要な内容です。
掲載期間が長ければ長いほど効果が大きくなると思われる内容は、なるべく早
く掲載していかなければなりません。
この適切なタイミングについては、マネジメントが大切です。
そもそもいつ出すのか、それまでにどのような情報を集める必要があるのか、
その情報をコンテンツに仕上げるのは誰なのか、それを確認するのは誰なのか。
このような当たり前のことをきちんとマネジメントして行かなければ、行き当
たりばったりにしかなりません。
ぜひ管理していくため会社内に仕組みを作ってください。
そして、適切な情報量についてです。
資料請求ボタンをホームページに付けている会社は多いかと思います。
では資料請求された後、実際に送る資料についてしっかり考えていますでしょ
うか?
ホームページには情報がしっかりある、その情報に納得いただいて資料を請求
していただいた。
その後に送ってこられた資料がホームページの内容よりも貧弱な情報しかなか
ったらもらった方はどう思うでしょうか。
恐らくがっかりするのでは?
チラシ→雑誌→ホームページ→資料請求で送られる資料→見学会などの現場
これらの順番で情報量が増えて行かなければ、お客様がどこかのタイミングで
がっかりするのではないでしょうか。
しかし、そんなの無理!って思わないでください。
情報量は文字や文章だけではありません。
写真のクオリティーが高いだけでも情報量は格段に増えます。
また現場を見るということは、何千字の情報量より大きな情報になるかも知れ
ません。
このようなことも頭にいれながら、いつのタイミングでどのような情報を出し
て行くのかを考えてみてはいかがでしょうか。

2012年6月22日金曜日

WEBマーケティングコンサルティングあれこれ (3) ~ホームページの「運用体制」、具体的はどうするの?~

前回、WEBを運営いていくには”体制”が重要であるということを、書かせて
いただきました。
では、具体的にどのような体制を組んでいけば良いのかを今回紹介していきた
いと思っています。
その前に、住宅産業、建築産業だけではなく、一般的によくあるホームページ
の運営体制について、例を物語風にあげてみたいと思います。


 私が朝出勤すると私の所属する総務部の上川部長から声をかけられた。「ホ
ームページだが、だれに許可を取って、新規事業の紹介をしてるんだ?」ホー
ムページは総務部の担当になってはいるが、基本的に部長は何も関与していな
い。全て私に丸投げだ。「営業部の三宅課長から依頼が有りまして・・。」私
が答えると、「開発部の太田部長が怒っているぞ、まだあの製品は発表できる
段階じゃないって。いつも勝手に動いているようだが、それでは困るよ。」上
川部長もお怒りのようだ。
 いつものことだが、誰からもホームページには情報を早く載せろとせかされ
る。しかし、だれに許可を取らなければならないのか、だれが責任者なのか、
ホームページに情報を掲載するための業務フローがどうなっているのか、何も
決まっていない。部長に相談しても、「君に任せているじゃないか。」で逃げ
られてしまう。会社の情報が集約されているはずのホームページなのに、こん
な運用の仕方で良いのだろうか・・。-



会社でホームページを一番最初に作った時に、運用体制を構築してから制作を
始めた、という会社はとても少ないと思います。
運用についてよくある話では・・
・ITに一番詳しい若手が更新をしている
・チラシなどを作っている営業系の部門が片手間に対応している
こんな会社が多いように思います・
しかし、現在の消費者の動向として、会社の情報を最も集めやすく、また、見
てもらえるよう消費者を促している(URLを何にでも掲載していますよね)と
いう媒体であるにもかかわらず、何の戦略もなく、フローもなく運用していま
せんか?
さあ、ここからは本日の主題です。
ではどのような体制が必要なのでしょうか。
それには2つのキーワードがあります。
キーワードその1:効率的な情報収集
キーワードその2:適切なタイミングと適切な情報量での更新
キーワードその3:権限と責任
まずはキーワードその1の『効率的な情報収集』ですが、これは主に社内の情
報集めるということになります。
イベント情報、新商品紹介、年末年始の休み、・・。
そのような情報は常にホームページが最新であるべきです。
よくある話では・・、
営業さんが金曜日の夕方、「はい、これ明日の折込のチラシ。明日イベントが
あるから、ホームページにも載せといて。」ホームページの更新担当者はその
話を聞くまで、チラシが明日出ることも、明日イベントが行われることも知り
ませんでした・・。
ホームページの運営チームというものが有り、そのメンバーに営業担当者が入
っていれば、このようなことは起こりませんね。
ただチラシを渡されてチラシに書いてある内容をホームページに掲載するだけ
ではなく、より詳しい内容をホームページに掲載することも可能です。
そう、ホームページを運用するためには、あらゆる部署から情報が集約出来る
仕組みが社内に必要です。そして、そのためには運営するための社内横断的な
チームが必要なのです。
営業、設計、工事など社内のそれぞれの部門から人を集め、それぞれの部署の
情報を集めていくことが必要になるのです。
それぞれの部署から集まった人たちが、それぞれの部署から最新情報を持ち寄
り、それを掲載するか否かをチームで判断し、適切なタイミングで掲載してい
く。
このような体制が必要になります。
長くなりましたので、続きはまた次回。
次回は『適切なタイミングと適切な情報量での更新』の内容について書かせて
いただきます。

2012年6月11日月曜日

家事塾とのコラボ企画のご紹介

家事塾さんとのコラボ企画の第一弾、「家のコト、暮らしのコト徹底研究分科
会」の東京での2回目が5月29日に開催されました。
今回のコラボ企画は、設計や営業の方に向けて、ヒアリング力の向上をしてい
ただくためのセミナーで、講義形式とグループワークを組み合わせ、大変盛り
上がったセミナーになりました。
今回は、参加いただいた方の声をご紹介するとともに、家事塾と住宅産業塾の
次の取り組みについてお話させていただきます。
それではまず「家のコト、暮らしのコト徹底研究分科会」の東京での全2回に
参加された方の声を紹介させていただきます。
~ 参加者の声 ~
・家づくりを考え始めたお客様に家づくりの”気づき”を沢山与えられるよう
 になるので、差別化に繋がるのではないかと思う。
・これまでお客様の本音はどうか、ということに本当は注意していなかったの
 ではないかということを反省している。
・今回のセミナーに参加し、ワークシートを使ったヒアリングの手法などを学
 んだが、一度セミナーでやったくらいではなかなか自分のモノにはならない
 かもしれない。繰り返し練習し、モノにしてていきたい。また社内で自社流
 にするアレンジも必要だと思う。
・リフォームをしたい人に対しては、現在住んでいる家にたいするいろいろな
 問題を明らかにすることが出来る。とても有効だと思う。
・現状はお客様の真の声に耳を傾けるというより、お客様を自分の得意技(勝
 ちパターン)に持って行きまとめる、ということをしていたのではないかと
 反省している。お客様の本当の声を聞くことの大切さを理解できました。
・お客様のお宅に伺ってヒアリングをする機会が減っている現在では、家事塾
 のワークシートを使ったヒアリングの手法は本音把握にとても有効だと思う。
このように、これまで社内で使っていたヒアリングシートなどでは本音が出て
きていないのではないかという気づきと、家事塾のワークシートを使ったヒア
リングの技術の有効性を皆さん理解いただけました。
これからはそれを社内で効果的に横展開していただくことが大切です。

さて、今後の家事塾と住宅産業塾との取組ですが、まずは今回開催した分科会
の内容をより深くし、会員企業に訪問し、セミナーを開催することを考えてお
ります。
今回全2回で開催したセミナーは会社では一部の方しか参加していません。
そのため、教えてもらったスキルを社内で横展開するためには、その参加した
方が社内で広めていかなければなりません。
勿論、上手く効果的に広められる方もおられるに違い有りませんが、実際のと
ころ、教えてもらったばかりのスキルを他者に教えることは困難でしょう。
今回のセミナーでは、「学んだことを社内で試す」という宿題を出させてもら
いました。
その宿題を実行することで、自ら学んだスキルを「モノ」にしていただきたい
との思いからなのですが、実際のところ、難しいと実感されたのではないかと
思います。
そこで住宅産業塾では、社内にスキルを定着させることを目的に、その企業で
より深く学んでいただくことを考えております。
各社に訪問するセミナーでは全3回を予定しており、今回のセミナー以上に、ヒ
アリング力が付く内容になっていますので、是非取り組んでみてください。